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がんばれ!東北!⑥(by【ひ】)

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3月11日の大地震で被災した地域に居住している知り合い。
宮城県仙台市の海岸近郊のM崎さん、南三陸町のC君、そして女川町のS君。 M崎さんと、C君の無事の確認はできたけど(家族共無事)女川のS君の安否確認が出来ない日々。
S君は一族経営の魚介類の出荷会社で働いていて、そして会社は女川の水揚げ市場の道向かいで海まで数十メートルに立地している。

そこで3月19日、以前勤務していた市場の同僚のY君にTEL。Y君は今でも市場に勤務しており、自分を含めS君とC君はそれぞれの道を歩んでいる。Y君には震災後すぐにTELしたんだけどその日は現地の情報は全く無く、「S君の安否どころか三陸方面の業者さんとの連絡が全くとれないんですよ」との事だったんだよね。今回はC君の安否確認もできた事の報告も含めてのTEL。

「C君が無事だったよ!助かってたよ!!ところでS君の情報は何かあったかい?」と自分。
「C君良かったですね!何だかS君も大丈夫ならしいんですよ。S君の会社の社長から連絡があり、一緒に非難したらしいって。又聞きだから詳しくは分らないですけど・・・・」とY君。
「そうか!良かった!でも事実確認できてないし、これからもS君の携帯に連絡し続けるよ」って事で、不確実にせよ情報があり何だかホッとしていた矢先、携帯に着信。「S君だっっ」。
ところが電話に出たと同時に不在着信になり、慌てて返信するも以前と変わらない音声コールが。「死人からTEL来ないよなぁ?確かに不在着信になってるし・・・」すると間もなくもう一度着信。「やっぱりS君だっ!」。

「Sか~~~~!生きてたが~~~~」と再び号泣。
「始め石巻の避難所にいて、歩いて女川まで帰ってきたんですよ。今日から携帯繋がるようになって、家も作業場も流されたけど家族は無事だったんですよ。ただ、いとこの行方が分らなくて・・・」とS君。
「今は生きていればそれでいいがら」と自分。そして涙。
それから色々話したけど、自分とは違い何だか淡々としているS君。以前と変わらないトーンで話している。
すると、「ところで長野も地震あったんだよね~。Oさんとこは大丈夫っすか?」甚大な被害を受けたS 君に逆に心配してもらう始末で。これだけの被害があっても現地の人々には泣いている暇は無いって感じがここまで伝わってくるんだよ。C君も、M崎さんもそうだった。人間って強いなぁって思った。
きっと、泣いているのは自分を含め外野の人々なんじゃないかなって思う。

これで3人全ての安否確認が できました。ただ、未だ行方不明の方々がたくさんいるのも事実。全員が無事であることを祈る日々です。
被災地の方々の為に自分が出来る事。やっていこうと思います。
そして 3人には個人として力になりたいと考えています。

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ひさりな食堂
長野県安曇野市堀金烏川4390-5
tel.0263-50-6008
営業時間:平日11:00-20:00 金・土・祝祭日前11:00-21:00
※支度休み時間15:00-17:00
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