被災地の話をM崎さんの代弁的に伝えてきたけど、その中でもこの話は究極かもしれないと思うと本来ではこの様なOPENな場所でしてはいけないのかもしれない・・と思うような話で。
と言う事は、やっぱり今回はこの話は少し遠慮してもらおうと言う事で、違う話を。
電源が供給されてから石巻の避難所で仙台の知人と会話したM崎さん。の又聞き話。
仙台市には海に程近い場所に某ビール工場が存在するんだけど、その工場も例の地震と津波被害にあった訳で。
その工場にあった製品のビール、地震被害で外に散乱してしまったらしい。外に散乱だけでなく海水にも浸かったビールは売り物になるはずもなく、暗黙のうちにビール会社としても拾ってくださいみたいな感じになったらしい。まぁ、拾ってもらったほうが震災後なので手間が省けると言う事で会社としても助かったのかもしれない。
ここからはM崎さんの友人の話。
震災後、ビール工場の周りに散乱したビールを拾って車に積んで帰ったとの事。車に積んでといっても尋常じゃないぐらいの量で。その時にはやはり同じように自家用車でビール拾いに来ていた人もいたらしい。
そして次の日、味を占めた友人がまたもやビール拾いに行ったときの光景。
そこには自家用車どころかトラックで乗りつけてビール拾いをしている大勢の人間が。震災直後の通信の途絶えた市内でどこから聞きつけたのかたくさんのトラックが・・・。
そしてM崎さんに「ビールなら買わなくていいからな!家にナンボでもあるから!!」
何だか切なくなった話でした。
究極の話は後日できる・・かな・・・?切な過ぎて・・話していいのかな?