東京珍道中　２０１１（ｂｙ【ひ】）

「ここでお靴脱いでいただけますか」
「えっ！？靴脱ぐの？？」内心ヤバイと思う自分。きっと同行のM輪さん（当店建築のJ遊館社長）も同じ気持ちだったはず。しかし、なんとM輪さんはさっさとお靴脱いで御入店・・。
「ここ、絶対ヤバイよ～～新宿だぜ～～」

あのEちゃんこと、Y沢E吉のライヴに去年初参戦した当店設計のO建築家と工務店のM輪社長。昨年はO建築家のノロウィルス感染でM輪さんが寂しい夜をすごし、今年は自分も一緒にお泊りという行程で。
夢のようなライヴの後、宿泊先の東京・新宿の居酒屋で飲み始めた３バカ、酔うほどにお決まりのもう一軒って話になったんだけどO建築家がグズグズしている。
「俺はいいよ～～。明日の朝も早いし～～～」みたいな事をいっている。そしてホテルの近くまで来たらさっさと部屋へ逃げ込む始末。何しろ意気地がない男だ！と言う事でM輪さんと二人で夜の新宿の街へ向かう事になり・・・。

すると程なく、「一時間？０００円で女の子２人つけますから！」路上のオネェさんの甘い言葉が。（ちなみに、いかがわしいお店ではありません。自分はSSOですが決してそういうお店のお誘いではないのであしからず） そしてその言葉にほだされついて行く二人。今考えると全くの田舎者だわ。
しばらく歩いてたどり着いた地下のお店。何と店先で「ここでお靴脱いでいただけますか」と言う事になり・・・。だいたい地下っていうのもヤバイのに靴脱げってか・・・。
M輪さんに「やめようよ」って言う間もなくM輪さんはさっさと御入店。「本当ヤバイって。」そう思いながらもシブシブ同行。

店内には自分達の他にもう一組のお客さんがいる。でも・・・どうやらその筋の方々みたいだ。ボーイも何で３人もいるの？体格のデカイのも一人いるし。「マジ、ヤバクねぇ」と思う自分。
酔うに酔えず、ただ「早く時間がたってくれ、何もなければいい が」と思う自分。M輪さんは女の子と普通に話してるし・・・。
そしていよいよ恐怖のお会計の時間になり、渡されたお会計の小さな紙には何と驚愕の数字が・・・・！
「１？０００円」
「何だよ、普通じゃん」急に強気になる二人。
「靴脱げって言うからさ～～ヤバイと思ったよ」なんて言ってるM輪さん。さっきまで戦々恐々としていたはずなのに。何しろ無事で良かった～～。

そして朝帰りの朝。昨晩「俺はいいよ～～。明日の朝も早いし～～～」と言ってホテルに駆け込んだ例のO設計家。M輪さんが朝飯の誘いに行った時にはまだ寝ていたらしい。
「明日の朝も早いし～～～」 はずなのに・・？？。