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8月12日(by【ひ】)

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「大変だ~~!」
「大変だ~~~!」
二日酔いの頭に鮮明に聞こえる声。確か27年前の日本航空機墜落の翌日の朝の声だったはず。
学生時代の夏、帰省した8月12日の晩に友人としこたま飲んだ翌日8月13日の朝。親父の「大変だ~!」と言う声に起こされ、TVの電源をつけるとそこには惨状が・・・。ちなみに当時の自分には帰る家があっても寝る部屋が無く、帰省時はいつも仏壇の前で寝ていた記憶がある。そして当日の朝の親父は(注)ステシャツにステテコという典型的な親父コーディネートだったはず。(注・ステシャツ=ステテコ素材のシャツ)

日航機事故。500人以上の乗客が亡くなった日から27年経とうとしている。
そしてその親父も数年前に亡くなり、今では当日に帰省する事さえかなわなくなった自分がいる。当時からしばらくの自分は盆暮れには帰省するのが日課だった、と言うより義務のように帰省していたのが事実で。帰省前には交通手段と土産の段取りは普通だったと思う。
それが何時からだろう、盆暮れに帰省しなくなったのは。と、言うか帰省できなくなったなったのはと言うのが本当で。

日航機事故と昨年の震災。何故かその間にあった「阪神淡路大震災」が抜ける自分。
きっとこのような事故が身近にあった人の心にだけ残って行くのかも知れないと考えるといたたまれなくなるんだけど、現実 「阪神淡路大震災」が抜ける自分がいるのも本当な訳で。その後の北海道の奥尻島の地震&津波もそう。きっと、身近に無いと人間は忘れてしまうのかも知れないと思うとゾッとする自分がいるのも本当だけど、去年の震災だけは忘れてはいけないと考える今日この頃です。

ちょっ・・、チョッと待てよ。身近にあった事実ってか?偉そうに語った自分が恥ずかしいです。今から29年前、自分の地元A県、それも極々地元でも地震・津波で100人以上の方々が亡くなっっているのを忘れかけている自分がいます。だけどこれに関しては忘れたいって思う自分がいるのも本当です。

人間って忘れる動物って言うけど、実際に自分に降りかかった現実を忘れたいって思うのも避けられないようで・・・。

 

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長野県安曇野市堀金烏川4390-5
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