元気もらいました（ｂｙ【ひ】)

逆に元気もらえるんじゃないかと思いながら訪れた三陸。もしかしたら、と言うよりもきっと自分のほうが疲れていたはずで。そんな思いが的中する瞬間が・・・。

津波と追いかけっこしたＭ崎さん。
今現在、宮城県塩釜市で知り合いの人と二人で居酒屋をやっている。
このＭ崎さんの知り合いの方というのも実は被災者で、自身経営のお店を３店舗、そして実家を含め４軒まとめて津波で流されたとの事で。Ｍ崎さんは今現在その方と居酒屋をやっている。

丸裸になったような二人が何故「居酒屋」？？
聞いてみると今回の開業にあたり、二人で正味５時間位しか話し合いをしなかったらしい。そして開業。お店はほぼ二人の手作りでまかなったとの事。もちろんお金が無いための手段な訳で。でも、二人とも暇はあるからできたのも事実で。
とにかく前向きに物事をとらえ、実行している二人に感動させられまくりでした。

きっと、二人とも前を見ていなければ生きていけないんだと思う。
今でも津波の映像が見れず、最近ようやく意を決して「女川」まで足を延ばしたＭ崎さん。女川の現在を見て、「女川があんなにひどいと思わなかった・・・」との談。

もう一人の経営者、Ｓさんから感じたのはとにかく衰えを知らない力と情熱。きっと経営者でいた人はこの道（経営）でしか生きられないんだと思った。そして行動力。
Ｓさんの言葉でズシンときた言葉。
「石橋なんて自分の前には無かった。きっとこれからもそうだと思う。ただ振り返ると、目の前にあったのは石橋どころか片方落ちかけた吊り橋だったってのは多々ありますよ」

Ｍ崎さん、Ｓさん、行ける所まで突っ走って下さい。自分は元気もらいましたよ！