飲食店の常識？（ｂｙ【ひ】）

ひさりな食堂で提供している某ビールメーカーの営業さんとの会話を。

狭い空間で連日作業している自分にとって、出入りの業者さんから得る情報は貴重なものなんだけど、昨今はあまり良い情報は聞かなくなっているのも事実で。
確かに今の経済状況では景気の良い情報は少ないんだけど、何か些細な事でも自分に生かせたらと思うんだよね。それだけ、業者さんとの会話は大切だと思っているんだよ。

ところで、そのビールメーカーの営業さんの話。
「営業で他地域を担当して１５年ぶりにこの地域の担当に戻ったんだけど、１５年前と比べてお店（飲食店）が６割減の現存４割になりましたね」。以前、自分が聞いた不確認情報では、この地域のお酒を提供する飲食店の数は人口の割合でいうと「長野県で一番」ならしい。そのお店数が６割減ったって事は、単純に飲み歩く人口も６割減ったってことなのかい？

その営業さんの違う話。
「今までは、開店３年で営業継続しているお店は５割ってのが普通だったんですけど、今は開店２年で残っているお店は４割って感じですね」。
「２年で４割って言うと６割は閉店したって事なんだけど何せこの業界の出入りは激しいので、開店数も多いからその辺があまりピンとこないんですけどね」
開店３年で営業継続しているお店は５割って話は初耳だったけど、自分がとても厳しい世界に飛び込んだんだと思った瞬間だったね。

「１年もてば３年、３年もてば５年」って言うのは常識なんだけど、これじゃあこの常識も変わるって訳だよなぁ。さながら今は、「身内で３ヶ月もつから、半年もてば１年、１年もてば２年、２年もてば３年・・・」って感じなのかな？でもこれだと１年づつだから格言にも何もならないよ。だたのあたり前の話だわ。

ひさりな食堂、日々毎日料理に心を込めて頑張ります。