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ECO(by【ひ】)

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最近「ECO」という言葉は当たり前のように使われ、何の違和感もなく生活に密着しているわけで。

近年のデフレ現象のおかげで、いろんな物が安売り競争に入ったんだけど、安売りも限度が過ぎると今度はこぞって「ECO」を売り物にする企業が増えた気がする。
確かに物の原価には限度があるのでこれ以上は無いという所まで行き着くと、それに代わる売り物を探さなければいけないのが本音なんだと思う。まぁ、資源にも限りがあるし「ECO」に限っては悪いことではないと思う。

以前の職場での話。
店の親父さんが買ったばかりの靴を見せて、「この靴、軽くて履きやすいんだよ!」と自慢そうに言うんだよね。自分はあまり靴には興味が無く、どちらかというと「サンダル」生活のほうがお気に入りなわけで、自分ではこれこそ「ECO」じゃんなんて思うわけで。
ただ、親父さんがあまりにも自慢げに言うので自分も「良いっすねぇ」なんて言葉をあわせてたんだけど、その靴を手に取って見るとそこには何故か「ECO」の文字が刻まれているんだよ。
「親父さん、ECOって書いてありますよ!」と、自分。
「だろ~、俺はECOな男だからな」と、親父さん。

すると俺らの会話を聞いていた店の奥さんが一言。
「あのさ~、その靴さ~、ECOって書いてあるのってさ~、お年寄り用の靴だと思うんだけど・・・・」と、言いづらそうにいうんだよ。
お、お年寄り用??そうかっ、だから軽くて履きやすいんだと気づく自分。そして当然、場の空気が重くなり。

すると何を思ったのか親父さんがおもむろに手にしたのが、な・なんと油性の黒マジック。それで「ECO」の文字を消したんだよ。
それを見ていた周りの誰も何も声をかけられない気まずい雰囲気だったのはご察しの通りなんだけど、その後その靴の行方はどうなったのかは不明で。もしも履かないで下駄箱の肥しだったらちっとも「ECO」じゃないものなぁ。
と言うことは、やっぱり自分の「裸足サンダル」生活が一番の「ECO」だとつくづく実感した瞬間でした。

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長野県安曇野市堀金烏川4390-5
tel.0263-50-6008
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