前回の「2月14日」ついでの話を。
開店当初の2月14日の話は前回したけど、商売を始めて色々な事が初めてだったのは当然だった訳で、その中でもお客様の傾向や流れをどこまで理解できていたかと言うと自信が無かったと思う。
例えば気候によってお客様の食事の傾向が変わったり、当日の天気によっていつもと違うお客様の流れがあったり・・・。
あの日はガンガンの土砂降りだった。
開店して間もなかった頃のある日。朝からの土砂降り雨が自分の気持ちにも影響し、「今日はダメだわ」って諦めモード全開でいた当日の事。
開店以来こんなに雨が降った日は無いよねって位の大雨の中、な・なんとお客様がワンサカご来店してくれたんだよ!「な・なんだこれは!」って位に。
そして「感謝・感謝」って本当に思ったよ。こんな大雨の日に御来店いただいて心から感謝だったもの。
そんな大雨の一日も何とか終り、仕事終りにみんなと「捨てる神ありゃ拾う神ありだよな」なんて言いながらふとカレンダーを見ると、そこには・・・そうです!お決まりのこじ付けが。
「お・親父の命日だ!!」一年前に亡くなった親父の命日だったんだよ。
「そうか、こんな大雨でも悪天候でも何とかなるからくじけるなよ!」って親父からのメッセージなんじゃないかと思ったよ。何だか親父からもらったご褒美?臨時収入?みたいに思えた。
あれから6年、今では「雨に強いひさりな」になりました。何故か雨の日はお客様の流れが良いんだよね。これが週末の雨だったらもっと最高!って感じです。巷の方々には迷惑な事ですが。
「雨だっ!ひさりなに行こう!」
そんなキャッチフレーズ、おかしいですかねぇ。