２０１５．三陸

ご報告が遅れましたが先月１６日に宮城県南三陸町役場に「３００２６円」を届けました。
これは、宮城県登米市の油麩を使ったメニューの「油麩丼」の売り上げから１杯につき５０円を積み立てたお金と、４月からお店においた募金箱のお金です。たくさんのお客様の善意を責任もって届けてきました。領収書は後日郵送されてくるとのことでしたので、あらためてこの場とお店でご報告いたします。ありがとうございました。

今回は、宮城県女川に一泊と塩釜に一泊しました。女川は後輩の佐藤君の会社と住まいがあるところです。女川は行くたびに正直驚きしかありません。なぜかというと行くたびに町が変わっていくのが目に見えてわかるからです。トラックもかなりの台数が走っていて土地のかさ上げもかなりのスピードで進んでいます。ここは他の被災地域とはスピード感も何もかもが確実に違います。自分が思うに、きっと行政や地域などの事情が他地域とは全く違うからなのかもしれません。

南三陸もある程度の工事は進んでいますが、志津川地区がメインで旧歌津町に入ると何も変わってません。かさ上げどころかダンプも見ない状況です。それどころか、素人が見ても明らかに無意味であろう立派な防潮堤を建築中のありさまで・・・。もっと街場をやってもいいんじゃないかと思いました。合併で南三陸町になった歌津町ですが、同じ町でも女川町とは比べ物にならない現状に複雑でした。

まだまだ復興どころか復旧もままならない三陸です。これからも自分にできることを長く長く続けていきたいと思います。
このたびは皆様の善意に心から感謝申し上げます。