隣近所

２０１６年　当店は８周年を迎えました。ご来店いただきました全てのお客様に心より感謝申し上げます。

先日、地域の新年会があって参加したんだけど、７年前から比べると参加者の面々も少しずつ若くなってきたり新規参加の方も多くなったと思う。まぁ相変わらず酒飲んで騒いでってのがメインだけど、会の初めには地域の役決めがあるんだよね。これが２年に１度は大改正されるんだよ。そして今年はそれが無かったからまだまだ安心だったけど、新参者の自分にとって改正の年は戦々恐々なわけで。ここに来て丸8年のうち最初の１年は新参者のため地域の交流には参加できなかったけど、それからの７年のうち５年は役やってるもの。その１つが今年の４月で終わるんだよ。でも来年の新年会では又何かの役になりそうだわ。地域密着で営業してきた「ひさりな食堂」だから、地域のための役に立つのは当然だと思ってこれからも頑張る所存です。
とは言っても営業しながら役員会に出席するのは自分は不可能なため役員会はもっぱら【さ】の役目で、地域の肉体労働は時間が許す限り自分が参加するって訳で。そんなこんなで何しろ【さ】には頭が上がらないんだよね。

子供の頃、地域には「子供会」なるものが存在し、運動会には子供会単位でテントが張られて親が昼食作って見に来たんだよね。そのお弁当が楽しみだった半面、親の目の前で無様なとこを見せたくないので来てほしくなかったってのも本音で。地域参加の運動会は田舎でよく見られる光景だったと思う。でも最近は、子供らは教室弁当で親は弁当持たずに観戦って事ならしい。親が忙しくて弁当作れなかったり、観戦できなかったりってのが理由らしい。どんどん昔の風物詩みたいのがなくなってくのは寂しいけど時代の流れなのかも？だけど、それと同時に隣近所のお付き合いも薄れてきたってことかもね。

学生時代、東京でアパート暮らしだったけど当然のように隣人の素性はわからなかった。「隣は何をする人ぞ」どころか階が違うと性別すらわからないんだよ。それが何年か住んでると郵便ポストで名前を知り、挨拶ぐらいはするようになるってのが精一杯で素性までは？だよね。そんなアパートでの話。
年末で田舎に帰る日が大雨だったんだよ。そしてアパート出る時も大雨で電車の時間は迫ってるし、おまけのはてに傘がないんだわ。どうしようかって玄関開けて真剣になやんでいると、な・なんとお隣の玄関口に傘が一本！！。当日、何故かそれからの記憶が無く、田舎に着いた時には雨が止んでいたんだけど実家の玄関には見覚えのある傘が・・・。どうやら無意識？にお隣の傘をお借りしてきたらしい。それも無断で。無断でってことはお借りしたってよりも拝借したってことだよなぁ。
それどころか無断で拝借ってことは、「ＤＯ・ＲＯ・ＢＯ・Ｕ」ってことだよなぁ。当時のお隣さん、ごめんなさい。