諏訪地方の大祭、七年に一度の「御柱祭」。七年って言うけど実際は六年後で、開催年を含めての七年らしい。
その前回の御柱祭に出向いた時の事。御柱にのせてもらえるチャンスがあり、まず始めに子供ら二人を順番にのせ「よいさ!よいさ!」。わずかずつ動く御柱!目の前の知らない人の太腿あたりにしがみつく我が子(当時はそんな背丈だったよなぁ)。けなげでした。
そして、いよいよ自分がのる番が!おそるおそる御柱に乗り準備万端、木やりが聞こえ「よいさ!!よいさ!!」で前に進むはずが・・・・・・・・。
「それでは、これより一時間昼食休憩となります。次の曳航時間は・・・となりますので・・・」耳を疑うようなハンドマイクの声が・・・・。
俺の今までの人生そのものだっっ!
あれから七年、今では「ひさりな食堂」という御柱を【さ】と共に引っぱっている自分がいるけど、あの時の自分には今の姿は想像できなかったもんな~~。
ちょっとは成長できたかな?