ひさりな食堂
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これからも

「あのさ、オラが来るのあれから8回目だっちゃ。最初はあの通りヤバがったけど、今回来てみて年々女川は新しい町さなってるべ。これでいいとは思ってねけど、例えば来年オラがここさ来る意味あるんだべが?」そう言ったのは自分でした。宮城県女川町、津波の被害は甚大な場所でした。
参照→(http://memory.ever.jp/tsunami/shogen_onagawa.html)

あれから7年、震災当時の町の面影がない位に女川の町は復興しています。ただ、それと同時に何も変わらない部分を合わせ持つ土地や地域も多々あります。そういう地域も見てきた中であえて女川町在住で被災した佐藤君( 被災地 宮城県女川(by【ひ】)参照)に、この言葉を投げかけました。

この時は、以前から女川に行くたびに何かとお世話してくれている「吉田君」も一緒でした。彼は現在、社会人サッカーリーグのJFLに所属する「コバルトーレ女川」のエースストライカーで2006年から後輩の水産会社「佐藤水産」で働きながらJリーグを目指している人材です。震災の時は会社にいたそうです。その佐藤水産の当時の専務は、震災時に勤務していた中国からの研修生を誘導して自らの命を落とした方でした。当時の中国の温家宝首相が「女川の英雄に会いたい」と望みましたが実現はしませんでした。そういう経緯があった会社です。

話をもどしますが、「来年オラがここさ来る意味あるんだべが?」と言った時に、同席した二人は顔を見合わせてから「Oさん・・。あれがら何年たったが分がらねけど、オラたちにとってはあの事はこれがらも忘れるごどはできねど思うよ。そんだげの事だったっちゃ。」と佐藤君。そして、吉田君に「んだべ?」って言葉を投げかけると吉田君は黙ってうなずく。

これからもまた、来年もできるだけの募金募って彼らの顔を見に行こうと決めた瞬間でした。
今年もお客様からのたくさんの善意の気持ち、ありがとうございました。宮城県南三陸町役場に無事届けました。

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ひさりな食堂
長野県安曇野市堀金烏川4390-5
tel.0263-50-6008
営業時間:平日11:00-20:00 金・土・祝祭日前11:00-21:00
※支度休み時間15:00-17:00
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