「いつも味噌らーめんしか食べないのに今日はもやしらーめんだって!めずらしい。」
「もしかして体質変わったんじゃねーか?」
そんな会話が調理場でなされ・・。
高校1年生からバイトに来た〇ちゃん。かれこれ8年位前になるかもしれない。ひさりな食堂も今ほど忙しくはなかったけど、とうてい2人では回せる範囲ではなかったので常にバイト生は必要だった。そんなバイト生の中でも開店2年目位に働き始めた〇ちゃん。彼女がバイトと高校卒業してからも自分の目標に向かって頑張ってるのは知ってたし、時おり来店もしてくれてたので現在どこで何をしてるかというのは知ってた訳で。あまり多くはないけど、卒業したバイト生でも今でも顔を出してくれる子はいるんだよ。そんな子の1人が〇ちゃんで。彼女に限らずバイト生は今でも全員憶えてるよ。だけど開店初期のバイト生には特に思い入れがあるというか自分たちも無我夢中で頑張ってた頃に助けてもらったって思いがあるよね。
彼女は味噌らーめんがお好みらしくバイト生の頃から味噌らーめんはよく食してたけど、卒業してからもご来店時はほぼ味噌らーめんを注文するんだよ。これぞ「味噌ラー」って感じだったよ。それがこないだご来店時になぜか「もやしらーめん」を注文したので冒頭の会話になったんだよ。
「実は私、結婚します。おなかに赤ちゃんがいるんです。」帰り際に〇ちゃんが言う。
「だろっ!やっぱりな。体質変わったってことだ。」と、自慢げな自分。そしてなぜか?その手の話にこじつけて発想してしまう自分が。
ひさりな食堂にバイトに来ていた主婦がご懐妊ってのは以前もあったけど、バイト生からのご懐妊は初めてだよ。これはこれはうれしいご報告だったよ。10年たつと色々なものが変わるけど、いつまでも顔を出して元気な顔を見せてくれる。そしてうれしい報告もしてくれる。自分たちもまだまだ頑張らなきゃって思う日でありました。きっと生まれたら赤ちゃん見せに来てくれるんだろうなぁ。楽しみだわ。