先日、三陸から「サンマ」到着。
津波の被災地、宮城県女川町の佐藤君から届いた「秋刀魚」。
「何もしなくていいって言っただろうが」と自分。
「先月(9月)の中頃から女川にも水揚げが始まったんで・・」 と佐藤君。
そして「全盛期は一日1000トンぐらいあったけど今は100トンぐらいですよ」。
「放射能の関係でサンマもこの辺りぐらいまでの水揚げで、この後南下しても漁は打ち切るらしいですよ」との事だった。秋刀魚といえば女川と言うほどの水揚量を誇った宮城県女川港。少しづつ佐藤水産(2011.05.23ひとりごと参照)も動きだしてきているようで安心した瞬間だった。
「Oさん、こちらは元気でやってますから。やっとワカメの種が付いて、これでかなり前進しました」と、宮城県南三陸町のC君(2011.03.14ひとりごと参照)からTEL。彼もまた津波の被災者。
「そうかい、みんな元気かい。良かった」と自分。
「今住んでいる仮設住宅にいろんなボランティアの人がやってきて、これからの漁業の話やら何やらするんだけど、これからは直接お客さんとやり取りしていくのも良いと思ってるから。パソコンの勉強だわ」とC君。確かにこれからの漁業の生き残りはその辺にかかってくるかもしれない。農業だって自主流通がある訳だし。ネット通販も必要だと思う。
その後、近況やら昔話に花が咲いたんだけど 、一杯入って冗舌になったC君の本音だと思えた言葉に何も返答できなかった。
「Oさん、こんな事言ってもどうしようも無いけど、もしも俺が長男じゃなかったらOさんの所に行って修業してラーメン屋の道もあるんだろうなって思うよ。もちろん楽なことじゃないのは分かっているけど・・・・」
長男か・・・頑張れC君! 頑張れ東北!