つい最近、生まれ故郷の親戚が来店。
実はこの店は自分の一族には知らせないまま開店したんだよね。
心配性の母親が以前から口癖のように言っていた言葉。
「人様に使われているのが一番安心なんだよ、自分で商売するのは反対だからね」。
その気持ちを考えると言えなかったんだよ、開店した事を。
それでも開店した年の10月だったかな、帰郷した際に意を決して告白。
「実は俺、今・・・お店やってる」。
最初の頃、チョロチョロ載っけてもらった雑誌を見せて告白したんだよ。
すると母親がその雑誌の内容を見て言った言葉は、「そうか」のひと言。
とりあえず一安心した瞬間だった。あれから5年。
自分の親戚がここを訪れたのは2組目で、家族はまだここには来ていないんだよね。
高齢の母親に今の姿を見せてあげたいけど、きっと無理だわ。歩けないもの。
今回訪れたのはその母親の妹(叔母)。この叔母さん、御年80歳になったと聞いて時の流れを感じた自分だったけど全くもって元気なんだよ。
「さっき松本城に登ってきた」と聞いてビックリしたと言うか何となく当然って思う自分がいたのも事実で。その位昔から元気な叔母さんだから。でも、松本城の内部の階段って直角?かって思える位にキツイ場所もあるから凄いわ。
それにしても意気地が無いのが同行の我が従兄弟。
嫁さんと叔母さんの二人が松本城登山?しているにもかかわらず、自分は下で待っていたらしい。やっぱり男は女性に頭が上がらないのはそういう事かもって思う瞬間だったよ。