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眉毛(by【ひ】)

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ここ数年来、男女共に「眉毛」を細く整えるのが身だしなみのひとつになっている訳なんだけど、1980年代の若い女性は眉毛の太いのが流行だったはず。

当時は今と正反対でいわゆる「ゲジゲジ眉毛」って感じの女性アイドルが席巻していて、それは現在も時々TV番組のVTRで当時の映像が流れるので御存知かと思うが、巷でも眉毛の太い女性が「ボディコン」姿でディスコ(現在のクラブ?)に通い詰めてたりしたんだよ。一方、当時の男性はと言うとあまり眉毛に気を使っていなかった感じがする。今はビジュアル系男子とか言って眉毛を細くしているのが普通になってきたけど、当時は眉毛を細くしているのは「ヤンキー」と呼ばれている方々がほとんどで、頭に剃りこみ入れて眉毛も剃りこむ、そしてマスクみたいな感じだった。

高校生当時、学校の友人が自分の家に泊まりに来る事になり・・・。
彼はどちらかと言うと上記の「ヤンキー」の部類に属する友人で、格好も類にもれず上記のような友人だったんだけど、泊まりに来る当日の彼の顔を見てたまげてしまった。
な・なんと彼の眉毛が半分しか無いんだよ。何を思ったのか、友人の家に泊まりに行く為の彼流の身だしなみ?だったのか、眉毛がきちんと整えられてしかも半分になっているんだわ。

「ちょ、ちょっとその顔マズイわ」と自分。
「顔がマズイのは生まれつきだわ」と友人。
「顔がマズイのは仕方ないけど、その眉毛がまずいわ。お袋の血圧上がるわ」と自分。
結局、途中で他の友人の家に寄ってボールペンを借りて眉毛を半分書く事でなんとか決着した訳なんだけど、今度は風呂上りに問題が。
あたり前の事だけど風呂上りの彼の顔は以前の状態に戻ってしまっていたんだわ。慌てて両親に見えないようにそそくさと自分の部屋に戻ってボールペンで彼の眉を書いたんだよ。

今思うに、きっと両親は何も言わなかったけどそういうのはお見通しだったのかもしれない。
あまりにも不自然な眉毛と、翌日の枕カバーに残った黒いボールペンの跡を思い出す度に切なくなる自分でした。

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