この商売、お客さんの出入りが水の流れのようだって事で「水商売」って言われているという。
以前も書いたように(2011.03.07 別れ参照)お食事を提供するだけでなく、そのお客様との関わりがあったりするのもこの仕事ゆえの事で。
そんなお客様との関係もある意味「水商売」って言われる由縁なのかもしれない。
海外へ転居したお客様、国内へ転居したお客様、県内での転居のお客様。ここ長野県に限っていっても北から南まで220Kmもあるし、まして海外それもフィンランドなんていったら想像もつかない世界で。
そんな毎日のなかで、転居したお客様がお店を再訪してくれることほどうれしいものはないよね。
関東の事業所に戻った方が繁忙期でまたこちらの事業所勤務になってもどってきたり、転居した方がわざわざお食事にきてくれたり、そんな出来事がうれしかったりするんだよ。
ただ、かなり前からごひいきにしていただいたお客様が突然、「こんど転勤になったんですよ。長い間ありがとうございました」。って言う瞬間ほどつらいものもないわ。それも週2~3回もきていただいた方だったりもするし。何しろどんな場面でも別れっていうのはつらいものです。それもこの商売ゆえの出来事だと理解はしてるんだけどね。
それとは別にうれしいこともあるんだよ。
いつもカップルできていただいていたお客様が、どうやら結婚したらしい雰囲気をただよわせた後になぜかお店にこなくなるんだわ。
「そういえば最近あのカップル来ないねぇ」なんて【さ】と話していると、な・なんとお子様(赤ちゃん)連れでご来店!それはそれはうれしい瞬間で。今おもうに、このお店開店してからいったいどんだけのカップルが結婚しただろう。そしてどんだけの赤ちゃんが生まれただろう。ざっと数えても10人以上になるのは間違いないけど、20人ぐらいにはなるかも。
と言うことは、それだけ自分らも年令をかさねたっていうことだよなぁ。確かにSSO的にみると角度があまくなっているし、硬度も弱いし、気力ももたないし・・・。いいことないわ。