「口裂け女」ついでに今回は少し不思議な話を。
当店に「もやし」を納入している全国農業関係業務取りまとめ団体の担当者のH譲が言うに、「20歳までに心霊体験をしなければそれ以降は体験しないらしいんで私はもう大丈夫です」とのこと。自分もそんな話は聞いたことがあるけど、真相は定かじゃない訳で。そもそも心霊体験ってこと自体を信じるか信じないかって事が最初だともおもうけどね。
あれは確か開店して間もなくの頃で昼時のお客さんが引けた位の時間だったはず。
その日は当店設計のO設計家がご来店し、帰り際にカウンター越しに【さ】と話してる姿が見えたんだよね。それも帰る寸前だったから入口のドアを開けたままで。それを調理場から見ていると、開いている入口からO設計家の後ろを通ってお客さんが入ってきたんだよ。眼鏡をかけてオレンジ色のジャンパーを着ている男性が。その後、O設計家が帰ってさっきのお客さんのオーダー待ちをしている自分。だけど、待てど暮らせどオーダーがこないから【さ】に「今さっきのお客さんのオーダーはまだかい?」って聞くと、【さ】から「お客さんって何?誰もいないよ」との返事が。
「だ・誰もいないって・・・ウソだろ」。では自分が見た男性はいったい何だったんだ!。
今までそんな体験は一度も無かった自分。「もしも20歳までに心霊体験をしなければそれ以降は体験しない」ってのが本当だったらあの時の自分は20歳前ってことかい。そんなことないよなぁ。もうとっくに四十路は過ぎてたし。でも精神年齢は20歳の頃と何ら変わってないってことかい。だとしたら「オバケ」どころか、ある意味「オ・バ・カ」てことかぁ。成長しないってことだから・・・。