不思議な話ついでにもうひとつ。
昔からのことわざに「噂をすれば影」というのがあるけど、これは人の噂をしているとちょうどそこへ噂の本人が現れることがあるということで、人の噂や悪口はほどほどにするべきだということらしい。確かにそんな事って今までもたくさんあったけど「ひさりな食堂」をはじめてから7年、お客さんの話題をするとそのお客さんが来店するってのは日常茶飯事になった気がする。
ある日の事。【さ】のママ友で何度かご来店もしている方でお顔は存じてるんだけど、自分とは一度も交流のないお客さんの顔が何故かふと頭にうかんだ瞬間に店のドアが開いてその女性がご来店したんだよ。マジにビックリした瞬間で、なんでその女性を思ったかなんて全く検討もつかなかったわ。またある日は、懇意にしているお客さんが久しぶりにご来店した際に、「高齢だし、帰りの車の運転に気をつけてほしいなぁ」って思ったんだよね。そしたら、その後【さ】が「OOさん、しばらくこなかったのって交通事故にあって具合が悪かったからだって」と言うんだよ。はたまた今度は、ある先輩の事を考えた瞬間に「お~~い」って厨房に入ってきたこともあったし・・・これって偶然かい。
最近はそんなことが多々あって直感って大事だと思うようになったよ。嫌なかんじのする方向へは行かないようにしてるし、迷うんだったらそのこと自体に足を踏み入れないようにしている。きっと迷うってこと自体が進むべき方向ではないって事だと自分なりに判断できるようになったからだと思う。うまくいくときには迷いなんかないし、最近では仮に進んでからでもヤバイって思った瞬間には深入りしないで引き返すようにしている。これも直感なのかもね。
ただ、直感とはいえギャンブルだけはダメだわ。競馬もパチンコも大勝した例がないもの。ざっと思うに、今までの負けで高級外車買えるくらいは使ったかも?。そのくらい好きだった賭け事を今は全くしなくなったのも、結局負けるから「するな」っていう自分の直感なのかもしれない。なんて、カッコつけた話をしてるけど実際はギャンブルしてる暇がないだけなんだよね。
「貧乏、暇なし」ってことです。