この度ひさりな食堂は開店14年を迎えることができました。
開店以来ご来店いただきましたすべてのお客様、地域の方々に心より感謝申し上げます。
早いものでもう14年経ったと思うと自分も感慨深いよ。
始めた時が普通だったら起業するのには遅いぐらいの年齢で周りの人には褒められてるのか皮肉られてるのかわからないけど「その年齢で起業するなんて勇気がいることだし応援します」みたいなことも言われたしね。
学生時分から食べ物を生業にしたと思ってきたし、できれば飲食業でと思ってきたので自分としては何の迷いもなかったけどね。
見かけによらず?あまり表に出るタイプじゃないのでほとんど口コミだけでここまで来たと思う。取材なんかも断る時もあったしね。信条的にも口コミに勝るものはないと今でも思ってるから。ただ、時間はかかるけどね。14年の間には開店2年目に「リーマンショック」、4年目には「東日本大震災」もあった。
そんな世間のピンチも何とか乗り切ってきたけど今回の「新型コロナ」はやばいよ。未だに終息するどころか猛威を振るってるもの。先が見えない、そして敵が見えないってのが一番やっかいだわ。
そうは言っても助けてもらえるのも世間様なんだよね。そう、お客様なんだよ。飲食やってると昔は「1年持てば3年、3年持てば5年」って言葉があったけど、今は「とりあえず身内で3か月、半年持てば1年、1年持てば2年、そのあとは自分次第」ってサイクルが短くなってきてる。それでもこちらが真面目に良いものを出して心込めて料理作ればお客様は決して裏切らないと自分は思ってるよ。ただ、長くやってるとお客様は何回かは浮気はするけどね。それでもちゃんとして待ってると帰ってくるはずだと信じてるし実際に戻ってくるしね。
ただ、この理論は飲食業では通用しても一般家庭では通用しないよね。おそらく。
浮気したらどんなに信じてても帰ってこないし修羅場るだろうしね。
おっと!14年の感謝が全く違う方向にいっちゃったよ。
ひさりな食堂、開店14年心より感謝申し上げます。