５度目の東北

今月、５度目の東北（宮城県）へ行く予定です。
昨年同様に宮城県南三陸町の自治体に当店「ひさりな食堂」で募金されたお金を届けます。
南三陸町のお隣の登米市産の「油麩」を使った「油麩丼」の売り上げから１杯につき５０円を積み立ててきたお金と、お店に設置した募金箱のお金です。募金箱のお金はお客様からの善意の尊いお金ですので責任もって自治体にお届けいたします。昨年と一昨年に届けたお金は南三陸町のホームページ（http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/）にて確認できます。

自分にとって５度目の東北。震災直後から毎年行ってる宮城県なんだけど、ほぼ毎年のようにお悔やみがあるんだよね。今年は今のところ何の連絡もないけど現地に行って知らされるかもしれないなぁ。震災後の苦労のほうが大きいって人もいると思うし・・・。あたり前の暮らしができる日はいつになるのかなぁ。
ここ安曇野でもいろんな形で被災地に貢献している方々がいるけど、巷の話を聞くと、純粋に復興の為の支援と思ってやってきたことなんだけど、これからの事を考えるとどうしていいかわからないって方々もいるらしいんだよ。自分が思うに、最初は被災地の為にと思って始めたことが次第に義務感に変わって、今はそれが苦痛になってきてるんじゃないかな。大げさな事じゃなく被災地の物を買ってあげるとか心だけでも復興を願う、それだけでもいいと思うけどね自分は。

今年は、被災した後輩の佐藤君の地元（2011.03.21 がんばれ！東北！⑥参照）宮城県女川町に泊まる予定です。女川は町の８割が津波被害を受けたところで、佐藤君も職場と家を失いました。現在、業務は再開していますが以前のようには軌道に乗ってないのが現実のようです。が、彼には毎年行くたびにこちらが元気をもらっている気がします。今年は宿泊するので彼と話ができるのを楽しみにしています。それと女川駅も完成したので是非見てみたいと思います。

「忘れないこと」それが一人一人ができる復興への大切なことだと自分は思います。