「あんなのはハイキングコースだよ。地元の中学生が必修で登る山だよ。そんな事じゃ俺たちの登る山はいけないよ!」と、おそらく山登りをするであろう知人のMさん。
「俺、別にそんな山に行きたいって思ってないし・・」これがその時の自分の本音で。
今年8月後半、富士登山に出かけた自分(2015.08.25 なせば成る「富士登山」参照)。たまたまその帰宅時に通りかかった取引先のAさんと登山談議になり、後日Aさんが持って来てくれたのが地元の「北アルプス」近辺のパンフレットだったんだよ。そしてAさん曰く「その中でも爺が岳の登山道は道路で言えば高速道路ですよ!」とのことで。「初心者にはうってつけなんで是非行ってみてください」とAさんの強い?助言でその気になった我が夫婦。2日前に行ってました、登ってきました北アルプス「爺が岳」。そこでの体験を報告しますわ・・・。
「そうか、高速か。それだったら富士登山+α位だろう」と、意気揚々と出かけた夫婦でしたが、何故か?登山前夜は2人とも寝付きが悪かったわけで。そして翌早朝、登り始めました「爺が岳・柏原新道」。何しろ北アルプスどころか登山初体験と言っても良い位の2人だけど快調?に登って行けたんだよね。そして「なんだ、こんなんじゃ確かに高速だわ」なんて富士登山経験者で北アルプス登山素人の自分が思う位のルンルン道だったはずなんだけど・・・。登山後半に突然あらわれた光景が想像もしない位にヤバかったんだよ。
推定道幅50㎝~1mで片方が崖、もう片方は石が崩れ落ちそうな斜面で命を守るようなロープや鎖などは何もない状態が続く地帯にさしかかったんだよ。思わず思ったのが「聞いてないよ!引き返そう」だった。そして【さ】に「俺、これ以上行けないわ。帰ろう」って言ったんだよ。すると【さ】が「あと少しだし、せっかく来たんだから行こうよ」って言うんだよ。女は強いわ。そんなこんなで登りました「爺が岳」。正確には「爺が岳山頂が見える山小屋」までです。そこで昼食をとりながら知人のMさんにTELすると冒頭の発言だったんだよね。そして思ったのが、今の自分もこれからの自分もMさんの登るような山には行かないと思うってことで。初心者用の高速道路でブルってちゃダメだわ。これが本音だよね。
ところで、NTTドコモは2600mの山でも通じます。富士登山同行者の他社携帯は富士山8合目から上は通信できなかったけどNTTドコモは富士山頂でも通じました。そして今回は北アルプスでも証明できました。まぁ、ここまでヨイショしてもNTTさんからは何もないだろうけどね。